目に見える歴史はなくても、
確かに息づく物語。
その歩みに思いを馳せながら、
信仰の灯は今に継がれています。

当山の歩み

幾多の困難を越え、
祈りは今に

 当山の創建から現在に至るまでの歴史については、度重なる火災により詳細な古記録を失っております。そのため、今なお多くが紐解かれぬままとなっております。

 記録に残るだけでも、天正18年(1590年)、明治21年(1888年)の全焼、さらには昭和7年(1932年)の庫裏焼失と、三度にわたる火難を被り、幾多の試練に見舞われました。

 ですが、その折々、当山の復興を遂げることができたのは、檀信徒の皆さまや地域の方々の支えがあったからにほかなりません。

 明治の時代、全焼の後、現在の地(大福庵跡)へ移転し、小野川南の自玄坊より聖観世音菩薩を本尊としてお迎えいたしました。その後、伽藍(がらん)の整備を重ね、祈りの場は今に受け継がれています。